フルタイムシステム(宅配ボックス・宅配ロッカー)
株式会社フルタイムシステムフルタイムシステムは、宅配ボックスや宅配ロッカーを通じて、不在時でも荷物を安全かつスムーズに受け渡しできる仕組みを提供しています。再配達の削減によって居住者の利便性を高めるだけでなく、配送効率の改善やCO2削減にもつなげることを目指しています。マンションを中心とした集合住宅の暮らしをより快適にし、生活インフラとしての価値を高めることがミッションです。
B2B
成熟期
住宅設備・物流インフラ・スマート宅配ソリューション
ペルソナ
このサービスの主なターゲットは、集合住宅の管理会社や不動産デベロッパー、およびマンション管理・企画担当です。いずれも、入居者満足の向上、再配達削減、運用負荷の低減といった住環境の改善を求めています。

不動産デベロッパー
(分譲マンション企画・商品開発担当)
ニーズ
物件価値の向上
新築マンションの商品企画において、入居検討者にとって魅力的な設備を備え、競争力のある物件として差別化したいニーズがあります。宅配や荷物受け取りの不便さを解消できれば、居住満足度の向上だけでなく、販売時の訴求材料としても活用できます。結果として、販売力とブランド価値の両方を高めたいと考えています。
悩み
差別化要素の不足
マンション市場では間取りや立地だけでは差がつきにくく、設備面での訴求が重要になります。競合が同様の設備を備えている中で、自社物件の強みをどう作るかは常に悩みどころです。
将来のクレームリスク
入居後に「荷物が受け取れない」「生活導線が不便」といった不満が出ると、物件評価に影響します。販売時点では見えにくい不満が、後から顧客満足度を下げることに不安を感じています。
投資対効果の説明
設備投資はコストが先行するため、経営層や社内関係者への説明が必要です。単なる便利機能ではなく、売れ行きや資産価値にどう結びつくかを定量的に示す負担があります。

マンション管理会社
(運営管理・設備導入担当)
ニーズ
運用負荷の軽減
管理物件の住民満足を保ちながら、現場対応や問い合わせを増やさずに運用したいニーズがあります。荷物受け取りに関するトラブルを減らせれば、管理員の負担も軽くなり、日々の管理業務をより効率的に回せます。結果として、少人数でも安定した管理品質を維持したいと考えています。
悩み
現場対応の増加
設備が増えるほど、利用方法の問い合わせや故障時の連絡対応が発生しやすくなります。限られた人員で複数物件を管理する中、突発対応が積み重なることに強いプレッシャーを感じています。
住民満足の低下
共用設備は使われ方によって評価が大きく分かれます。少しの不具合や運用ミスが不満につながりやすく、日常的にクレームリスクを意識しながら業務を進めています。
老朽化設備の更新判断
既存物件では、古い設備を維持するか更新するかの判断が難しい場面が多いです。コストを抑えたい一方で、更新しないことによる機会損失や安全面の懸念もあり、意思決定に迷いが生まれます。

管理組合・理事会メンバー
(分譲マンション住民代表)
ニーズ
暮らしの利便性向上
日常生活の中で、再配達の手間や荷物受け取りのストレスを減らし、住みやすい環境を実現したいニーズがあります。共用設備が適切に整備されていれば、居住者全体の満足度が上がり、マンションの資産価値維持にもつながります。結果として、安心して長く住める住環境を求めています。
悩み
合意形成の難しさ
理事会や総会では、住民ごとに価値観や優先順位が異なるため、設備投資の賛否が分かれがちです。便利さを求める声がある一方で、費用負担を懸念する意見もあり、まとめ役としての負荷が高くなります。
費用負担への不安
共用部の更新や新規導入は、管理費や修繕積立金への影響が避けられません。将来の負担増を懸念しながら、いま投資すべきかどうかを判断する難しさがあります。
公平性への配慮
一部の住民だけが恩恵を受けると感じられる設備は、運用面で不満の種になりやすいです。全居住者にとって納得感のある導入・運用にする必要があり、その調整に神経を使っています。
価値
このサービスは、集合住宅における宅配受け取りの不便さを解消し、入居者満足と運用効率を同時に高める価値があります。特に、再配達削減、共用部の利便性向上、マンション資産価値の向上が主要な提供価値です。
主要機能
課題
主な障壁は、導入コストと意思決定の重さ、既存物件への適合性、そして運用定着の難しさです。集合住宅インフラとしての価値は高い一方で、導入前後の合意形成と現場運用がボトルネックになりやすいです。
設備投資の説明負荷が高い
宅配ボックスは価値が分かりやすい一方で、設置費用や工事費、長期保守まで含めた投資判断が必要です。特にデベロッパーや管理組合では、便利そうという感覚だけでは決裁されにくく、費用対効果の説明が大きなハードルになります。
既存物件への後付け適合が難しい
新築前提ではなく既存マンションに導入する場合、設置スペース、配線、共用部レイアウトの制約が大きくなります。現地条件に応じた調整が必要なため、標準的な提案だけでは導入が進みにくく、案件ごとの対応負荷が高くなります。
利用ルール定着と問い合わせ対応
設備は導入して終わりではなく、住民が正しく使い、管理側が安定運用できて初めて価値が出ます。利用ルールが浸透しないと問い合わせやトラブルが残り、現場負担や満足度低下につながります。
アクション
集合住宅向け宅配インフラでは、新規獲得は営業・提案設計の質に、定着は運用支援に、紹介は導入実績の見せ方に強く依存します。したがって、AARRR全体では導入前の納得形成と導入後の成果可視化を一気通貫で設計することが重要です。
獲得
新築分譲マンションや管理会社向けの導入は、案件ごとの意思決定が重く、比較検討の材料が不足すると商談化しにくい状態です。特に導入コスト、設置条件、住民価値を短時間で伝えられないと、初回接触の段階で失注しやすい構造があります。
推奨アクション
導入実績の見える化
導入効果の訴求力を高めるため、物件種別ごとの導入事例や成果を整理して提示する。比較検討時に信頼材料を増やし、初回接触から商談化までの離脱を減らす。
課題起点の検索流入強化
再配達削減やマンション設備更新などの課題を起点に、検索されやすいテーマで情報発信する。導入ニーズが顕在化した顧客を効率よく獲得するため、検索経由の認知接点を増やす。
管理会社向け比較導線の整備
意思決定者が多く比較検討が長期化しやすいため、展示会や業界イベントで要件整理しやすい資料を用意する。短時間で費用対効果を理解してもらうため、対面での納得形成を強化する。
活性化
導入後は、住民や管理側が正しく使い始めないと価値が立ち上がりません。既存物件では設置条件の制約もあるため、初回利用体験でつまずくと、そのまま利用定着まで進まないリスクがあります。
推奨アクション
初回利用導線の簡素化
初回利用時の迷いを減らすため、利用ルールと操作方法を一画面で理解できる導線に整理する。導入直後の不安を下げ、実利用までの移行を早める。
管理会社経由の案内強化
住民への周知不足を防ぐため、管理会社や管理員を起点に案内資料とFAQを配布する。現場での説明負荷を下げながら、利用開始率を高める。
後付け導入時の標準手順化
既存物件での設置条件のばらつきに対応するため、現地確認から設置までの標準手順を整える。導入時の手戻りを抑え、利用開始までの摩擦を減らす。
定着
継続利用は、日常の受け取り体験が安定しているかどうかに左右されます。問い合わせや利用ルールの不明瞭さが残ると、便利な設備でも満足度が落ち、管理側の運用負荷も高止まりします。
推奨アクション
住民向け継続案内
利用率のばらつきを抑えるため、入居時だけでなく定期的に案内を再配信する。使い方の記憶が薄れる前に接点を作り、継続利用を促す。
問い合わせ一次対応の標準化
対応品質のばらつきを減らすため、よくある質問と回答を管理側で共通化する。現場負担を抑えながら、トラブル時の満足度低下を防ぐ。
利用者の声の定点収集
改善点を継続把握するため、住民と管理会社から定期的にフィードバックを集める。運用の小さな不満を早期に把握し、離反の芽を潰す。
収益
このサービスはB2Bの設備導入型で、価格そのものよりも提案通過率と案件単価が収益を左右します。導入コストや工事条件が障壁になりやすいため、価格設計と稟議突破の両面で売上効率を高める必要があります。
推奨アクション
用途別の価格パッケージ化
案件ごとの見積負荷を下げるため、新築・既存・大規模更新など用途別に価格帯を整理する。比較しやすい料金設計にすることで、見積段階での失注を減らす。
稟議向け価値算定
導入判断を後押しするため、再配達削減、住民満足、物件価値向上を定量化して示す。経営層や理事会が判断しやすい材料を揃え、受注率を高める。
付帯サービスのセット化
単発導入に終わらせないため、保守や運用支援をセットにした提案を用意する。継続収益を積み上げやすくし、LTVを伸ばす。
紹介
紹介や横展開は、導入後の成果が社内外に見えたときに起こりやすい状態です。ただし、集合住宅向けサービスでは口コミが自然発生しにくいため、実績の可視化と紹介導線の設計がないと拡散が鈍くなります。
推奨アクション
成果事例の継続公開
紹介を生みやすくするため、導入後の改善成果を定期的に公開する。成果の再現性を見せることで、既存顧客の社内展開や同業紹介を促す。
管理会社間の紹介導線
営業効率を高めるため、管理会社やデベロッパー同士が紹介しやすい仕組みを整える。信頼ベースの商談を増やし、獲得コストを抑える。
系列物件への波及提案
一件導入で終わらせないため、同一企業の別物件へ展開する提案テンプレートを準備する。成果のある運用を横に広げ、紹介経由と追加導入を増やす。
集合住宅向けサービスのAARRR全体では、導入前の納得形成から導入後の利用定着までをつなぐ中核ブランドとして機能します。特に、顧客理解、行動データの可視化、オンボーディング改善、継続利用促進の文脈で価値を発揮しやすいです。
グロースモデル
このサービスの成長は、導入実績の蓄積を起点に、物件価値の向上と再配達削減の社会的価値が再び導入を後押しするループで回ります。B2Bの設備導入型ビジネスのため、営業主導の獲得と導入後の満足度・実績の可視化が成長の両輪です。
マンションや管理会社への導入実績が増えるほど、信頼性と提案の説得力が高まり、次の案件獲得がしやすくなります。さらに、導入後に住民満足や再配達削減の成果が見えると、既存顧客からの更新・横展開や紹介が起こり、営業効率が改善します。
導入実績の蓄積
採用物件が増えるほど、サービスの信頼性と市場認知が高まる。
提案説得力の向上
実績と事例が増えることで、営業提案の成功確率が上がる。
新規案件の増加
提案採用が進み、マンションや管理会社への導入案件が増える。
利用価値の可視化
導入後の満足度や再配達削減効果がデータとして見えやすくなる。
紹介・横展開の発生
成果が評価され、他物件や別案件への紹介・追加導入が生まれる。
利用価値の可視化→提案説得力の向上
導入後の成果が具体化すると、営業は抽象的な価値訴求ではなく実証済みの効果として提案できるため、次回以降の成約率が上がる。
導入実績の蓄積
採用物件が増えるほど、サービスの信頼性と市場認知が高まる。
提案説得力の向上
実績と事例が増えることで、営業提案の成功確率が上がる。
新規案件の増加
提案採用が進み、マンションや管理会社への導入案件が増える。
利用価値の可視化
導入後の満足度や再配達削減効果がデータとして見えやすくなる。
紹介・横展開の発生
成果が評価され、他物件や別案件への紹介・追加導入が生まれる。
利用価値の可視化→提案説得力の向上
導入後の成果が具体化すると、営業は抽象的な価値訴求ではなく実証済みの効果として提案できるため、次回以降の成約率が上がる。
競合
フルタイムシステムは、宅配ボックス・宅配ロッカーを中心に、マンションや戸建、オフィス、商業施設まで非対面受け渡しを支える住宅・物流インフラ企業です。市場では、再配達削減、CO2削減、居住者の利便性向上を軸に、国内で長い実績を持つ専業メーカーとして位置づけられます。
市場ポジショニング
自社の立ち位置
- 分譲・賃貸マンション向けの宅配ボックス専業に近い強いブランドを持つ
- 日本市場で先行優位を築いた老舗プレイヤーで、実績・導入数を訴求しやすい
- マンションだけでなく、戸建・オフィス・商業施設まで用途を横断して展開する
- ハード販売に加え、保守管理・運用や周辺ソリューションまで含めたインフラ提案ができる
他社との差別化ポイント
- 世界初の宅配ボックス開発を掲げるなど、カテゴリ創出企業としての認知と信頼が強い
- 分譲マンション向けで長期の導入実績があり、シェアNo.1を訴求できる
- 24時間有人対応のコントロールセンターや保守運用まで含めた継続支援がある
- 通知、ICセキュリティ、顔認証、集荷発送など、受取体験の拡張ができる
パナソニック 宅配ボックス コンボシリーズ
https://panasonic.jp/住宅設備大手が展開する、住まいに組み込みやすい宅配ボックスシリーズ。
フルタイムシステムが宅配ボックス専業の総合力と運用まで含めた提案で勝負するのに対し、パナソニックは住宅設備ブランドとしての安心感と設置のしやすさが強みです。特に戸建・リフォーム・住宅設備文脈では競合しやすい相手です。
強み
住宅設備大手としてのブランド力が強く、施主・工務店・設計側に対する訴求力があります。建材や配線機器との親和性が高く、住戸前設置や戸建住宅向けの導入で提案しやすい点も強みです。
弱み
宅配ボックス専業企業ほどの運用ノウハウや導入後の一体支援は見えにくく、マンション全体の物流インフラ設計では専門性で劣る可能性があります。大規模案件での継続運用・保守の訴求では、専業のフルタイムシステムに比べて弱くなりやすいです。
自社の優位性
宅配ボックス専業として、導入実績・運用支援・管理体制まで含めた総合力で優位です。
ユニソン 宅配ボックス(機能門柱・エクステリア連携)
https://www.unison.jp/エクステリアや機能門柱と一体で提案できる住宅外構系の宅配ボックス。
フルタイムシステムが集合住宅や施設向けの大規模運用に強いのに対し、ユニソンはエクステリア一体型でデザイン性や戸建住宅への親和性が高い競合です。住まいの外観価値を重視する市場でぶつかりやすいです。
強み
外構・門柱・ポストとの一体提案がしやすく、住宅デザインに自然に組み込みやすいのが強みです。戸建や小規模住宅での見栄えや導入しやすさでは魅力があります。
弱み
集合住宅の大量導入や、保守運用を含むインフラ型の提案では専業メーカーほどの深さが出にくいです。デジタル通知や運用管理など、受取体験を横断的に最適化する機能ではフルタイムシステムに劣る可能性があります。
自社の優位性
マンション・施設を含む大規模導入と運用設計まで一貫して提案できる点が優位です。
タクボ(TAKUBO)宅配ボックス
https://takubo.com/金属製品の強みを生かした、据置・戸建向け宅配ボックスの有力メーカー。
フルタイムシステムが宅配ロッカーのシステム運用や集合住宅向けの実績を持つのに対し、タクボは比較的シンプルな宅配ボックス製品で価格・設置容易性を訴求しやすい競合です。小〜中規模の導入で比較されやすい相手です。
強み
製品ラインがわかりやすく、戸建や小規模導入で検討しやすい点が強みです。金属加工・保管庫系のメーカーとして、堅牢性やシンプルな使い勝手を重視する顧客に向きます。
弱み
高度なIoT連携やマンション全体の受渡し設計、保守運用まで含めたサービス性は相対的に弱い可能性があります。大規模マンションや複合施設での横断提案では、フルタイムシステムの方が適しています。
自社の優位性
IoT・運用・保守を含む総合ソリューションとして差別化しやすいです。
その他の競合(8社)
| 企業名 | 特徴と違い |
|---|---|
| ポスト・宅配ボックス・住まい設備を横断した提案力があり、住宅設備全体で比較されやすい。 | |
| アルミ建材・エクステリアと一体で選ばれやすく、外観統一を重視する案件に強い。 | |
| 大手住宅設備ブランドとして、門まわり・外構とのセット導入で競合しやすい。 | |
| 玄関ドアやエクステリアとの統一提案がしやすく、戸建市場で比較対象になりやすい。 | |
ボックス24(宅配ボックス系サービス) | 設置や運用を簡便にした宅配受取ソリューションとして、マンション管理文脈で比較されることがある。 |
| 金物・建材系の堅牢な製品群を背景に、集合住宅や公共施設向けで比較されやすい。 | |
| 住宅金物メーカーとして、比較的導入しやすい価格帯と住宅向け提案で競合する。 | |
| デザイン性の高い住宅設備提案の中で、意匠重視の顧客に選ばれやすい。 |
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